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【落ち込みやすい人へ〜落ち込む原因と根本解決方法〜】

本質コラム

2024.06.15

「また落ち込んでしまった…」そんな風に感じること、ありませんか?多かれ少なかれ、誰にでも浮き沈みはあるものです。でも、なぜか「特に落ち込みやすい」人がいます。もし、あなたもそうだとしたら、それは、あなたの「物事への捉え方や、思考パターン」が原因かもしれません。

この記事では、落ち込みやすい人の特徴や原因を掘り下げ、具体的な改善方法をご紹介します。ものの見方や捉え方が少し変わるだけで、日々の生活は、驚くほど楽になります。

さあ、一緒に心の重荷を軽くし、もっと軽やかに毎日を過ごす方法を見つけてみませんか?

◾️ 1. 落ち込みやすい人の特徴

-1. 自分に対する評価が低い(自己否定・無価値感)

落ち込みやすい人は、自分自身に対して厳しい評価を下す(=自己評価が低い。自分を否定する)ことが多いです。失敗や過ちを過剰に責めたり、「自分には価値がない」と感じることが頻繁にあります。自分に厳しい自己否定の思考パターンは、自尊心を傷つけ、また、他者にも厳しくなることで人間関係もうまくいかず、落ち込みやすい状態をつくり出します。

-2. 人にどう思われるかが気になる

他人の評価に過敏になりがちなのは、自意識過剰な状態です。人にどう思われるかばかりに意識を向けすぎると、心休まる時がありません。なぜなら、人は、見たいように見て、言いたいように言うからです。もし、あなたが、人にどう思われるかばかり気にしているとしたら、他人軸になり、自分を見失うこともありますし、このような思考はストレスを生み、落ち込みの原因となります。

-3. 無意識に強い理想を抱いている

理想が高すぎると、現実とのギャップに苦しむことになります。自分や他人に対して過度な理想を抱くことで、理想通りにいかないときに失望感が大きくなり、落ち込みやすくなります。

-4. 無意識に強い怖れを抱いている

未来や失敗に対する恐れが強いと、挑戦する前に諦めてしまったり、自己防衛的な態度を取ることが多くなります。これが積み重なると、自己否定的な思考が強まり、何事にも踏み出せなくなったり、誰かを批判したり、被害妄想になったり…と、落ち込みやすい性格が形成されます。

-5. 完璧主義

完璧を求めるあまり、少しのミスや失敗も許せない完璧主義者は、自己批判が強くなりがちです。常に最高の結果を求めることは、実は、ストレスの原因となり、落ち込みやすい状態を引き起こします。

-6. 物事を深刻に考えすぎてしまう

一つのことに対して深刻に考えすぎることで、ネガティブな思考のループに陥りやすくなります。深刻に考え込むことは、精神的な負担を増やし、落ち込みを引き起こす要因となります。

-7. ネガティブな人に囲まれている

周囲にネガティブな影響を与える人が多いと、その影響を受けて自分もネガティブな思考に引きずられることがあります。環境が心理状態に大きく影響することは、否めません。
そうだとしたら、身を置く場所、付き合う人などを、能動的に振り返ってみることも大切です

-8. 他者と比較してしまう

他人と自分を比較することで、自分の欠点や不足を強く意識してしまいがちです。この比較は、自己評価を下げ、落ち込みやすい状態を招きます。

◾️ 2. 落ち込みやすい原因

-1. 幼少期からつくられた思考パターン

幼少期に受けた教育や経験が、その後の思考パターンに大きく影響しているのは、あなたも、なんとなく感じていらっしゃると思います。これまでに受けてきた、厳しい教育や過度な期待、ネガティブな環境が、無意識に、あなたに「落ち込みやすい性格」となって形成されてしまったのです。

しかし、「あなたに影響を与えた周りが悪い」という捉え方をすると、更に、不幸になっていくので注意が必要です。「落ち込みやすさ」も、実は、自分で「人生のテーマ」として設定してる場合も多いのです。自分軸で捉えていくと幸せになります。

-2. 持って生まれた課題・トラウマ

生まれつき持っている性格や、過去に経験したトラウマが、心の健康に影響を与えるケースは、たくさんあります。様々な経験によって、「無意識につくり出してしまった心の傷(=トラウマ)」や、「今回、自ら、乗り越えるために設定した課題」が、日常生活の中で、様々な出来事への反応となって現れますが、こういったことを知らないと、「なぜ、こんなに苦しいんだろう。自分は何が悪いんだろう。」と、落ち込みやすくなります。

様々なしくみを知ることで、不必要な落ち込みが、減っていきますよ。

-3. あなたの無意識に刻まれた「思い込み」「感情」「記憶のフィルム」

無意識のうちに抱えている思い込みや、これまでに蓄積してしまった感情、これまでの体験による記憶のフィルムが、日常の出来事に反応し、常に、あなたの心にストレスを感じさせているケースは多いものです。

【思い込み】
例えば、「わたしは愛されない」という思い込みがあると、日常で、常にそこにフォーカスしますから、「あ、やっぱりわたしは愛されない。」「やっぱり、この人からも愛されないんだ...。」と、過剰に反応して悲しくなったりします。「相手は、単に忙しくて、連絡できないだけ」かもしれないのに。

【感情】
例えば、怒りの感情が降り積もっていると、ちょっとしたことでも気に障り、爆発したりしますよね。周りは、「え?これくらいのことで?」とビックリするような些細なことでも、それまでに感情が降り積もっていると、自分でも抑制がきかずに爆発してしまうことってありガチです。

【記憶のフィルム】
例えば、過去に辛い経験があったりすると、「今回もそんな風になるんじゃないか?」と、記憶が蘇ってきたりします。もし、いじめられた経験があれば、職場で、何人かが集まって話している所を通りかかって、チラッとこちらを見られただけで、「もしかして、わたし悪口言われているかも」と思ったりします。すると、自然と、おどおどした態度になって、本当にいじめられる状況をつくってしまったりします。

「思い込み」「感情」「記憶のフィルム」...。これらの無意識の要素が、日々の出来事に反応して、落ち込みやすい状態をつくり出していることも多いものです。

◾️3. 落ち込みやすい性格を改善する方法

-1. 自己否定や無価値観を手放す

自己否定や無価値観を手放すには、まずは、自分に優しくなることです。こう書くと、「それでは、ダメ人間になりませんか?」と、よく聞かれるのですが、逆です。自分に優しくなれると、自分への否定が減りますし、心に余裕が生まれて相手を思いやることができたりして、人にも優しくなれます。すると、落ち込むことも減っていきます。あなたが落ち込んでいると、マイナスの気を発して、周囲にも心配をかけたり、マイナスの影響を与えてしまいますよね。

あなたが自分に優しくなると、人にも優しくなれて、周囲にマイナスの影響を与えなくなるのですから、「ダメ人間になる」のとは真逆で「良い人間」になると思いませんか?

もし、これを知っても自分に優しくなれないとしたら、「こんな自分には優しくできない!」という、自分への要求があります。(例えば、「この年齢なら、家庭を持っていないといけない・収入はこれくらいないといけない」など。)それらを解消し、手放すことで、落ち込みやすさは、ウソのように改善されていきます。

-2. 人にどう思われるか気にしない

人は皆、その人それぞれの価値観で生きています。その価値観で、あなたのことも、見たいように見て、思いたいように思うのです。それを、一つ一つ気にしているとしたら、意味がないと思いませんか?!

例えば、怒られたとしましょう。怒った人は、「あなたが悪い」と言ってきますが、実は、怒った人の中にある価値観が反応しているだけで、あなたは悪くありません。人は、自己犠牲をしていると、相手も同じようにしてくれないと腹が立ちます。だから、そんな時は、「あぁ、この人、いつも自己犠牲して頑張ってるんだなぁ」みたいに、怒ってきている姿を、そっと眺めておくだけでよかったのです。

他人の評価を気にしすぎることをやめ、こういうしくみを知っていくと、ストレスが軽減され、心の安定を取り戻すことができます。

-3. 無意識の理想や怖れを解消する

日常の出来事や、相手の反応に、一喜一憂、落ち込んでしまうのは、あなたが無意識に抱いている理想や恐れが反応している場合がほとんどです。-2.でもお伝えしましたが、その、あなたが無意識に抱いている、理想や怖れを発見し解消することで、「理想と現実のギャップに苦しむ日々は終わり、今すぐ、自分を肯定すること」が可能になります。また、「怖れを解消することで、心が驚くほど楽になり、安定」していきます。

-4. 完璧主義を解消する

完璧を求めることをやめ、完璧でない自分を許すことで、自己批判を減らすことができます。人は、そもそも不完全です。だから、色んな人と協力することで補い合い、絆や感動が生まれるのです。

もし、自分一人で完璧な完全体になったとしても、それでは、人とつながる必要もなくなって孤独になったり、自分が完璧であるが故に、他者批判が強くなって、良好な人間関係を築きにくくなったりします。人間は、人の間で生きてこそ、幸せを感じられる生き物です。自分一人で完全体になることは、幸せを感じるのと真逆の方向性なのです。『人間は、完璧でないことが、完璧!』さぁ、これを知ったあなたは、自然と、完璧主義を手放せたのではないでしょうか?!

-5. 深刻にならない

誰かに何かを思われた時、それで「人生全てが終わった」ように捉えるのは、やめましょう。これまでも、色んな人に、色んなことを思われてきました。でも、あなたの人生、今も継続中で、人生終わっていませんよね?!

日々、起こる出来事は、あなたを苦しめている無意識の価値観や、理想、恐れなどをあぶり出してくれる、実は、ありがたい宝物なのです。

誰かや、何かを、深刻に考えるのではなく、「あ、何か心が反応している!自分の中に、どんな無意識があるんだろう?!」と、自分の内面に向かったらいいのです。

人は、誰かや、何か、という外側を、いつも気にしていますが、実は、内面に向かうことが、日常を変えるのに、最も大切なことだったのです。あなたの内面が変われば、外面で起こる出来事への感じ方が変わり、落ち込みも減っていきます。

-6. 他者との境界線の引き方

日常生活の中で、他人と自分との間に適切な境界線を引くと、生きやすくなります。相手のことが気になるかもしれませんが、相手も、相手の生活があります。あなたのことを四六時中考えているわけではありません。あなたが、相手のことを四六時中気にしているとしたら、あなたの、時間や労力全てを、その相手に使っていることになります。そんな他者中心の生き方は、相手に振り回されて苦しいだけです。

相手は相手の価値観があり、見たいように見て、言いたいように言ってくる。それでいいじゃないですか。あなたもあなたの価値観があり、相手や物事を、見たいように見て、思いたいように思っている。人は、そういうしくみですから、しかたがないのです。ひとまずは、それでいい、と一旦受け入れると楽になります。そして、もし、その価値観が、あなたを苦しめている時には、(相手に反応することから、あなたの内面に向かい)、その価値観をあぶり出して解消していきましょう。それは、落ち込みを防ぐだけでなく、あなたの人生の根本改善になっていきます。

最後に、他人の影響を受けない、とっておきの方法をご紹介します。
「怒られている」と思う時、「目の前に、わたしに怒っている人がいる」と捉え直してみましょう。相手は、相手の価値観が反応して、あなたに何か言いたいだけです。あなたが悪いから怒られているのではないのです。

さぁ、これらを知って、あなたが、自分の時間や空間を大切にし、他人の影響を受けすぎないようにすることで、落ち込みやすさは、解消されていきますよ。

◾️4. それでも落ち込んだ時の対処法

落ち込みは誰にでも起こりうることです。その際には、自分を責めず、リラックスする時間を持つことが大切です。趣味に没頭したり、自然の中で過ごすことで、心をリセットし、前向きな気持ちを取り戻すことができます。また、信頼できる人に話を聞いてもらうことで、気持ちが軽くなることもあります。

◾️5.まとめ

ここまで、「落ち込みやすい原因と対処法」をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

・ここに書いてあることを、サラッと読むだけでも、ハッ!と気づきがあり、落ち込みやすさが、軽減されました。

・そっか、自分の内面に向かうことだ!と、分かったけれど、自分でそれをするのは難しいです…。

等々の感想も、お寄せいただいています。

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